コンタクトレンズを使っていて「なんだか頭痛がする……」とお困りではありませんか?
メガネとは違い、見た目のイメージを変えず視力矯正できるコンタクトレンズですが、使い方によっては頭痛を引き起こすことがあります。
せっかく視界が広くクリアになっても、頭痛が続いてしまうのでは意味がありませんよね。
この記事では、コンタクトレンズが原因で頭痛が起きる理由や、その対処法について詳しく解説します。
1.コンタクトレンズで頭痛になる原因とは
コンタクトレンズによる頭痛には、いくつかの要因が考えられます。詳しく見ていきましょう。
コンタクトレンズの度数やBCが合っていない
コンタクトレンズの度数やBC(ベースカーブ)が自分の目に合っていない場合、目に負担がかかって頭痛が起きることがあります。
度数が強すぎたり弱すぎたりすると、目が無理にピントを合わせようとするため、視神経への負荷によって眼精疲労を引き起こし、それが頭痛の一因となるからです。
また、BCが合わないとレンズが正しくフィットせず、目を圧迫したりピントがズレたりして眼精疲労が起きるため、やはり頭痛の原因となります。
どちらのケースも、コンタクトレンズを一時的に外して目を休ませたとしても、自分の目に合わないレンズを使い続けていると、また頭痛を引き起こしてしまう可能性があります。
コンタクトレンズの左右を間違えている
コンタクトレンズの左右を間違えて装着することでも、頭痛を引き起こす可能性があります。
視力がきちんと矯正されず、視界がぼやけたり歪んだりして眼精疲労が起きるからです。
特に、左右の視力が大きく異なる場合は要注意です。
人によってはピントが全く合わず、視界が不自然になって頭痛の原因となります。
左右の取り違いは、忙しい朝などであわてて装着する時に起こりがちですので、装着する前にレンズの左右があっているか慎重に確認しましょう。
目がドライアイになっている
コンタクトレンズの使用中に目が乾燥するドライアイもまた、頭痛を引き起こす原因の一つです。
ドライアイになると目にかかる負担が大きくなるため、頭痛につながります。
コンタクトレンズを装着していると、目の表面を覆っている涙が蒸発しやすくなります。
涙が少なくなると、モノがかすんで見えたりピントが合わなくなったりして目に負担をかけ、これが頭痛を誘発するのです。
特に、エアコンが効いた部屋や長時間のパソコン作業などの環境は、目が乾きやすくなります。
ドライアイは目の健康に深刻な影響を与える恐れもあるため、早めの対策が必要です。
2.コンタクトレンズによる頭痛の対処法
コンタクトレンズの使用によって頭痛が起きた場合には、こちらで紹介する3つの対処法を試してみましょう。
コンタクトレンズの度数やBCを見直す
コンタクトレンズによる頭痛を防ぐには、まず度数やBCを見直しましょう。
早めに眼科を受診して、自分に合った度数やBCのレンズを処方してもらってください。
特に、最近レンズを変えたばかりで頭痛が発生した時は、サイズや度数が合っていないことが考えられます。
その場合、自分に合ったレンズに変えて目の負担を軽くすれば、頭痛は収まるでしょう。
また、適切な度数のレンズに交換して頭痛が治ったとしても、眼科には定期的に受診して、視力の変化がないかどうかのチェックを受けましょう。
コンタクトレンズの左右を再確認する
コンタクトレンズを装着する際は、必ず左右のレンズを確認してください。
左右を正しく装着することで視力が正しく矯正され、頭痛のリスクも減らせます。
装着前には左右のレンズが正しいかをチェックして、間違えて装着しないようにしましょう。
裸眼でも、右目用のレンズと左目用のレンズがしっかりと区別できるよう、レンズケースや製品のパッケージに大きめの印をつけておくと安心です。
お出かけの朝やイベントの準備などで忙しい時でも、コンタクトレンズだけは落ち着いて正しく装着しましょう。
目薬などで目を潤し、長時間の装着を控える
ドライアイが原因で頭痛が発生している場合は、目薬をさして目を潤すのが効果的です。
人工涙液が使われたコンタクトレンズ専用の目薬をこまめに使用することで、目の乾燥を防ぎ、頭痛を予防できます。
合わせて、加湿器を使って室内の湿度を上げたり、パソコンやスマートフォンの使用時間を制限したりすることでも、ドライアイの予防につながります。
また、メガネとコンタクトレンズを上手く使い分けることで、1日の中で目を休ませる時間を作れば、目の負担が和らいで頭痛が起きにくくなるでしょう。
3.頭痛が続くなら早めに眼科を受診する
コンタクトレンズによる頭痛が続く場合は、早めに眼科を受診することをおすすめします。
頭痛が長引く場合、単にレンズが合わないだけでなく、目の健康状態が悪くなっている可能性があるからです。
自己判断で放置していると、目の状態がさらに悪化する恐れがありますので、眼科医に相談して、頭痛の原因を特定してもらいましょう。
眼科では目の状態や視力を詳しく検査し、必要に応じてレンズの見直しや治療を行ってくれます。
また、安全で快適にコンタクトレンズを使い続けるためにも、3ヶ月に1回を目安に定期検診も受けておきましょう。
4.日常的にできる頭痛の予防策は?
コンタクトレンズによる頭痛を未然に防ぐためには、普段から使い方の工夫が必要です。
まず、パソコンやスマートフォンの画面を長時間見続けないようにするとともに、メガネも併用して定期的に目を休ませましょう。
また、加湿器などで部屋の湿度を適度に保ち、目が乾燥しにくい環境を作ります。
さらに、眼科で定期検診を受けておけば、常に自分に合った度数やBCのレンズを使用できる上に、目の健康も守れて安心です。
軽いストレッチや目の周りを温めてリラックスさせることも、頭痛の予防に効果がありますよ。
5.まとめ
今回は、コンタクトレンズによる頭痛の原因とその対処法について詳しく解説しました。
コンタクトレンズを使っている時に頭痛が起こるのは、度数やBCの不適合や左右の装着ミス、そしてドライアイなどが原因です。
そんな時はレンズの度数やBCを見直したり、目薬で目を潤したりするなどして対処しましょう。
また、装着前には左右をしっかりと確認するとともに、長時間の装着を控えることも大切です。
それでも頭痛が続く場合は、できるだけ早く眼科を受診しましょう。
この記事を参考にして、快適なコンタクトレンズライフを楽しんでくださいね!