免許証の顔写真にカラコンはOK?現在の基準やNG例も紹介

「免許証写真でカラコンって使っていいの?」
「当日に受付で拒否されたらどうしよう」
近々免許センターに行く予定があり、上記のような不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
免許証写真のカラコン着用については、2021年の警察庁による基準緩和にともない、一定の条件を満たせば認められるようになりました。
しかし、都道府県によるローカルルールや担当者の判断によるブレがあるため、事前によく調べておくことが大切なのではないでしょうか。
例えば、著しく目の色が変わるレンズは本人確認が難しくなるため不可と判断されます。
この記事では、2021年の規制緩和による変化や、都道府県ごとのローカルルール、確実に拒否されてしまうNGラインについて詳しく解説します。
目次
免許証の顔写真にカラコンはOK
運転免許証の顔写真は、カラコンをつけたものを使用してもOKです。
2021年10月、警視庁はドライバーからの要望を受け、免許証の顔写真にカラーコンタクトレンズを着用しての撮影を容認しました。
以前は一律で拒否されるケースが多かったものの、現在は個人の識別ができる範囲内であれば容認される傾向にあります。
以下では、個人の識別ができる範囲内の例をまとめました。
- サークルレンズや裸眼に近いブラウン系のデザインは許容されやすい
- 著しく目の色が変わるブルーやピンクなどのレンズは不可
- 瞳の大きさが不自然に拡大される極端な高着色レンズは不可
ただ、最終的な合否は当日の受付担当者による主観的な判断に左右されます。
万が一その場で断られた場合でも慌てないよう、しっかり事前準備をして臨みましょう。
2021年に免許証写真の基準が緩和
運転免許証に載せる顔写真のルールは、2021年の基準緩和によって従来よりも自由度が上がりました。
警察庁から各都道府県の警察本部に向けて、写真規格に関する通達が出されたことがきっかけです。
それまでは非常に厳格な撮影ルールが定められており、多くの人が写りの悪さに不満を抱えていました。
しかし現在では、個人識別が難しくならない範囲であれば、様々な服装や装飾が正式に許容されるようになっています。
具体的にどのような点が緩和されたのか、以下で代表的な変更ポイントを詳しく解説します。
個人識別が可能ならカラコン着用自体はOK
基準緩和の最も大きなポイントは、カラコンの着用が可能になったことです。
自分の目に近いカラーで顔に違和感が出ないレンズであれば、カラコンをつけての写真撮影ができるようになりました。
例えば、瞳の輪郭を少しだけ強調するダークブラウンのレンズなどは、本人確認の支障にならないと判断されます。
一方で、瞳の形を極端に変えてしまうコスプレ用のレンズや、青色や緑色といった派手な発色のものは使えません。
以下では、免許証の顔写真で不適切な写真と判断される例をまとめました。
・装飾が強く本人特定に支障があるコンタクトレンズを装着している(カラーコンタクトやサークルレンズなど)
・色や形状により本人特定に支障がある眼鏡・サングラスを装着している
・眼鏡が光って目が見えない
参考:徳島県警察
受付窓口でのトラブルを避けるためにも、誰が見ても不自然ではないナチュラルなレンズを着用していきましょう。
笑顔の写真も認められる
以前は完全に無表情での撮影が義務付けられていましたが、現在は少し微笑んだ笑顔の写真も許可されています。
基準緩和の目的は、本人の確認をより容易にすることであり、自然な表情のほうが識別しやすいとされるからです。
具体的には、目元がはっきりと開いており、口角が軽く上がっている程度の笑顔であれば全く問題ありません。
ただし、歯が見えるほど大きく口を開けて笑ったり、目が細くなって人相が変わってしまったりする笑顔は却下されます。
撮影の際には、鏡の前で軽く微笑む練習をしてから、自然な口角の上がり具合を意識して臨むと良いでしょう。
背景のカラーも自由に
免許証写真の背景色は従来の青色だけでなく、ピンクやイエロー、グレーなど好みのカラーが選べるようになりました。
これは事前に撮影した写真を持参して手続きを行う、いわゆる持ち込み写真の利用者が増えたためです。
例えば、薄いピンクや明るいベージュの背景を選ぶことで、肌の血色感を良く見せて温かみのある印象を演出できます。
ただし、背景にグラデーションがかかっているものや、柄が入っているもの、黒などの濃すぎる色は認められません。
衣服と同化せず、頭部の輪郭がはっきりと確認できる単一の薄いカラー背景を選ぶことが大切なポイントです。
写真は変更や持ち込みができる
免許証の写真は、変更や持ち込みが可能です。
2019年からは、3年や5年の再交付以外のタイミングでも、自由に免許証の写真を変更できるようになりました。
持ち込み時には、規定のサイズで現像した写真のほか、現在保有している免許証と2,000~3,000円程度の再交付手数料が必要です。
ただし、新しく免許を取得する時は写真を持ち込めなかったり、再交付時でも受付可能な曜日や時間帯が異なったりするなど、エリアによって対応が変わります。
お住まいの都道府県のサイトで、事前に確認しておきましょう。
現在の運転免許証写真の基準(東京都の場合)
以下では、東京都の運転免許証写真の基準を紹介します。
・サイズ:縦3cm×横2.4cm(国際免許の申請時は縦4.5cm×横3.5cm)
・顔が正面を向き、胸から上を写したもの
・無帽(宗教上又は医療上の理由がある場合を除く。)、正面、上三分身、無背景
・無背景で、顔の輪郭や着ている服と同化していないもの
・申請前6か月以内に撮影したもの
・個人識別が容易にできるもの
・運転免許証が適正に作成できるもの
参考:警視庁|申請用写真及び持参写真のご案内
上記の写真判断基準は、事前に撮影した写真を持参して手続きを行う場合と、試験場や免許センターの窓口で直接撮影する場合のどちらにも適用されます。
東京都で手続きを行う際には、誰が見ても不自然に感じられないナチュラルなレンズを選ぶようにしましょう。
大阪・福岡などの運転免許証写真の基準
大阪府や福岡県といった他の主要な地域でも、基本的には東京都と同様にナチュラルなカラコンであれば使用が許可されています。
しかし、各都道府県の警察本部によって細かな運用や窓口でのチェック体制には違いがあります。
以下では、大阪と福岡のそれぞれの運転免許証写真の基準をまとめました。
・6か月以内に撮影したもの
・無帽、正面、上三分身、無背景のもの
・大きさは、縦3cm×横2.4cm(頭上を2から3mm空けて下さい)
・(注意)国外運転免許証については、大きさが異なりますので、「国外運転免許証の申請」のページをご覧ください。
・提出する写真の裏面には、撮影日と氏名を記載して下さい
・医療上の理由等がある場合、当該理由を確認の上、顔の輪郭が分かる範囲で頭部を覆うなどするかつら、ウィッグ、スカーフ、医療用の帽子(つばのないもの)の使用を認めることとしています。
参考:大阪府警
・カラーコンタクトなどの着用について
日常的にカラーコンタクト、サークルレンズを着用している方で、免許証写真撮影時に着用を希望される方は、職員に申し出てください。
※個人識別に支障が生じるようなカラーコンタクト等(極端に華美な装飾や色であるもの、不自然な模様があるもの等)については着用をお断りする場合があります。
カラーコンタクトなどを着用した免許写真を身分証として使用する場合、各種場面において、本人確認に時間を要する場合がある等、不利益が生じる場合があります。
参考:福岡県警察
福岡県警察のガイドラインでは、カラコン着用を希望する際は事前に職員へ申し出るように案内されています。
さらに、個人の特定が困難と判断された場合はその場で着用を断られたり、本人確認に時間がかかるリスクがあると説明されています。
トラブルを避けるためにも、関西や九州エリアで更新を迎える方は、事前に各自治体の案内をしっかりと確認しておきましょう。
沖縄では免許証写真は原則カラコン使用不可
全国のほとんどの地域でカラコン着用が認められつつありますが、沖縄県では現在も原則として使用が認められていません。
沖縄県警察の公式発表によると、個人識別が困難になる恐れがあるため、サークルレンズを含むカラコンの着用は不可とされています。
カラーコンタクトレンズやサークルレンズ等を使用する等、個人識別が困難な写真は受付できません。
お持ちのカラーコンタクト等が度付きの場合、適性検査を受けた後、カラーコンタクト等を外しての写真撮影となりますので、コンタクトレンズケースを持参してください。
参考:沖縄県警察
沖縄県で免許の新規取得や更新手続きを行う際は、撮影時にレンズを外せるように保存ケースや洗浄液を持参しなければなりません。
地域によってこのようにルールが異なる場合があるため、お住まいの地域の基準を事前に調べておくことが大切です。
免許証で拒否される写真のNG例
免許証の写真撮影では、意外な理由で却下されてしまう事例が数多く存在します。
特に事前に用意した写真を持ち込む場合は、窓口でのチェックが非常に厳格に行われます。
せっかく時間をかけてお気に入りの写真を準備しても、その場で撮り直しを求められては意味がありません。
以下では、どのような写真が拒否されてしまうのか、具体的なNG例を分かりやすく分類して紹介します。
撮影面でのNG例
撮影時の表情や姿勢、カメラの角度によって写真は簡単に却下されてしまいます。
以下のような写真は、持ち込んでも使用を断られるため注意しましょう。
・写っている顔が近すぎたり遠すぎたりするもの
・正面をまっすぐ見ていないもの
・背景に景色や模様が写っているもの
・大笑いして口が大きく開いているもの
・服などで顔の輪郭が隠れているもの
・髪で目が隠れているもの
・顔の輪郭や服が、背景と同化しているもの
例えば、歯が見えるほど大きく口を開けた笑顔や、目を極端に細めた表情は本人確認が難しくなるため認められません。
さらに、前髪が目や眉に完全にかかってしまっている場合も、個人の特定を邪魔するため撮影し直しとなります。
撮影する際には、背筋をしっかりと伸ばしてカメラを正面から見据え、前髪を横に流すように意識すると安心です。
装飾品面でのNG例
顔の印象を大きく変えてしまうような、装飾品を身につけた状態での撮影は認められません。
以下では、装飾品面でのNG例をまとめました。
・眼鏡が光っていたり、フレームが目にかかっていたりするもの
・普段つけているカツラやウィッグをつけているもの(医療上の理由がある場合はOK)
・帽子やスカーフをつけているもの(宗教上・医療上の理由がある場合はOK)
フレームが太すぎて目元や眉を大きく遮ってしまうメガネや、色の濃いサングラスも使用できません。
さらに、顔の大部分を覆い隠してしまう幅の広いヘアバンドや、大きなマフラー、帽子を着用した写真もNGとなります。
本人確認を行うための身分証明書であることを忘れず、撮影の際はできるだけ顔のパーツを隠さないようにしましょう。
写真サイズや印刷面でのNG例
持ち込み写真の規格や画質についても、非常に細かいルールが定められています。
以下では、写真サイズや印刷面でのNG例をまとめました。
・サイズが規定と異なるもの
・頭上に3mm程度の余白がないもの
・写真用紙で印刷されておらず、インクがすぐ取れてしまうもの
・印刷が薄いもの
・写真が加工されているもの
写真のサイズは縦30mm、横24mmでなければならず、ミリ単位のズレも許されません。
また、家庭用のプリンターで印刷した際に発生しやすい、インクの滲みや用紙のヨレ、画質の荒さは即座に却下されます。
確実な写真を用意するためには、規格に対応した証明写真機を利用するか、プロのカメラマンがいる写真館で撮影することをおすすめします。
免許写真をキレイに撮影するコツ
免許証の写真をキレイに撮影するためには、事前の服装選びや姿勢のちょっとした工夫が重要なポイントとなります。
なぜなら、ほんの少しの準備をするだけで、顔周りの明るさや表情の生き生きとした印象が格段にアップするからです。
以下では、免許写真をキレイに撮影するコツをまとめました。
- 首元がすっきりと開いた白いトップスを着用する
- 膝の上に白いハンカチを広げてレフ板代わりにする
- 撮影の直前に軽く息を吸い込んで胸を張る
- 目力を少し意識してカメラを見据える
白いトップスと白いハンカチの組み合わせは、顔周りに光を反射させて影を飛ばす効果があります。
また、背筋を伸ばして胸を張るだけで、首元がすっきりと見えて健康的で清潔感のある印象を演出できます。
手続きや撮影に向かう方は、これらのコツを意識して、自信を持って持ち歩けるお気に入りの1枚を撮影しましょう。
写真写りが良くなるナチュラルカラコン4選
免許証や証明写真では、派手すぎないナチュラルなカラコンを選ぶことが大切です。
自然に瞳へツヤ感や立体感をプラスできるレンズなら、本人確認に支障を与えにくく、写真写りもきれいに見せやすくなります。
以下では、免許写真や証明写真でも使いやすい、ナチュラル系カラコンを4選紹介します。
ReVIA 1day CIRCLE 《シャイブラウン》
シャイブラウンは、透明感あふれるブラウン系のカラコンです。
使いやすいナチュラルカラーと細いフチで自然なトーンアップを叶えます。
仕上がりはとてもナチュラルなので、元々の瞳の色を活かしながら透明感を与えられます。
着色直径も13.4mmと馴染みやすく、ブラウンにトーンアップされた目元は優しげで大人っぽい雰囲気を演出してくれます。
| 装用期間 | 開封後1日 | 度数 | ±0.00(度なし) -0.50/-0.75/-1.00/-1.25/-1.50/-1.75/-2.00/-2.25/-2.50/-2.75/-3.00/-3.25/-3.50/-3.75/-4.00/-4.25/-4.50/-4.75/-5.00 -5.50/-6.00/-6.50/-7.00/-7.50/-8.00/-8.50/-9.00/-9.50/-10.00 |
| DIA | 14.1mm |
| 着色直径 | 13.4mm |
| BC | 8.6mm |
| 含水率 | 58% |
| 価格 | 1箱10枚入り、税込1,364円 |
ReVIA ブルーライトバリア 1day 《ベーシックバリア》
ベーシックバリアは、裸眼そのままの自然さがあるブラウン系のカラコンです。
ナチュラルなブラウンサークルでふんわり柔らかな印象を与えてくれます。
着色直径は13.2mmと使いやすいサイズ感で、ブルーライトと紫外線をカットしてくれる便利な機能付きです。
デイリー使いにもおすすめのアイテムです。
| 装用期間 | 開封後1日 |
| 度数 | ±0.00(度なし) -0.50/-0.75/-1.00/-1.25/-1.50/-1.75/-2.00/-2.25/-2.50/-2.75/-3.00/-3.25/-3.50/-3.75/-4.00/-4.25/-4.50/-4.75/-5.00 -5.50/-6.00/-6.50/-7.00/-7.50/-8.00/-8.50/-9.00/-9.50/-10.00 |
| DIA | 14.1mm |
| 着色直径 | 13.2mm |
| BC | 8.7mm |
| 含水率 | 55% |
| 価格 | 1箱10枚入り、税込1,958円 |
candymagic 1day 《ルルブラウン》
ルルブラウンは、くりっと大きめのナチュラルアイになれるカラコンです。
ダークブラウンの太めのフチが瞳によく馴染み、裸眼がそのまま大きくなったかのような仕上がりになります。
ルルブラウンは、紹介アイテムの中では着色直径が少し大きめですが、ふんわり盛れるためやり過ぎ感は出ず、普段使いもOKです。
高含水でつけやすく、初心者さんにもおすすめのカラコンです。
| 装用期間 | 開封後1日 |
| 度数 | ±0.00(度なし) -0.75/-1.00/-1.25/-1.50/-1.75/-2.00/-2.25/-2.50/-2.75/-3.00/-3.25/-3.50/-3.75/-4.00/-4.25/-4.50/-4.75/-5.00 -5.50/-6.00/-6.50/-7.00/-7.50/-8.00/-8.50/-9.00/-9.50/-10.00 |
| DIA | 14.5mm |
| 着色直径 | 13.7mm |
| BC | 8.6mm |
| 含水率 | 55% |
| 価格 | 1箱10枚入り、税込1,815円 |
Purity CIRCLE 1day 《サークルブラウン》
サークルブラウンは、今回紹介する中で特にナチュラルなカラコンです。
ダークブラウンのふんわりとしたフチは馴染みやすく、自然なちゅるんとした丸目になれます。
着色直径は、12.8mmと非常に小さく設計されており、自分の本来の黒目とほぼ同じサイズで自然なツヤ感だけをプラスしてくれます。
カラコン初心者の方や、カラコンをしているとバレたくない方にはおすすめのアイテムです。
| 装用期間 | 開封後1日 |
| 度数 | ±0.00(度なし) -0.50/-0.75/-1.00/-1.25/-1.50/-1.75/-2.00/-2.25/-2.50/-2.75/-3.00/-3.25/-3.50/-3.75/-4.00/-4.25/-4.50/-4.75/-5.00 -5.50/-6.00/-6.50/-7.00/-7.50/-8.00/-8.50/-9.00/-9.50/-10.00 |
| DIA | 14.0mm |
| 着色直径 | 12.8mm |
| BC | 8.6mm |
| 含水率 | 55% |
| 価格 | 1箱10枚入り、税込1,958円 |
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まとめ
運転免許証は、数年間にわたって持ち歩くことになる身分証明書のため、写真撮影におけるカラコンの使用ルールを正しく理解しておくことは非常に重要です。
現在の警視庁などの基準では個人識別ができるナチュラルなデザインであればカラコンの着用自体は認められています。
しかし、本人の特定が困難になるような派手な発色のレンズや極端に瞳の大きさを変えるものは撮り直しの対象になる点には注意が必要です。
また、沖縄県のように原則としてサークルレンズを含むすべてのカラコン使用を断っている地域もあるため、お住まいの自治体の案内は事前に必ず確認しておきましょう。
服装の工夫や姿勢を整えるコツを取り入れつつ、瞳に自然な奥行きとツヤ感を与えてくれる優秀なナチュラルカラコンを正しく選んでください。



