遠視用のカラコンとは?見える仕組みや近視・老眼との違いを解説

「遠視用のカラコンとは?」
「遠視のカラコンはどこで買える?」
遠視用のカラコンとは、瞳の色や印象を変えながら、遠視を矯正できるプラス度数のカラーコンタクトレンズです。
遠視では、目に入った光の焦点が網膜よりも後ろにずれるため、遠くや近くのものを見る際にピントを合わせづらくなることがあります。
遠視用のカラコンは、凸レンズの働きによって焦点を網膜上に合わせ、見え方を補正する仕組みです。
一方、近視は焦点が網膜より前にずれる状態であり、老眼は加齢によってピントを調節する力が低下した状態です。見えにくさを感じる点は共通していますが、原因や必要なレンズは異なります。
本記事では、遠視用カラコンの特徴や見える仕組み、近視・老眼との違いをわかりやすく解説します。
目次
遠視とは?
遠視とは、目に入った光の焦点が網膜より後ろに合う状態です。遠くを見るときにもピント調節が必要になる場合があり、近くを見るときにはさらに調節力が必要になります。
多くの人は遠くがよく見える状態だと誤解しがちですが、実際にはピントを合わせるために目の調節機能が働いています。
まずは遠視がどのような状態なのか、基本となる3つの特徴を分かりやすく整理しました。
- 遠くを見る際にもピント調節機能が働いている
- 近くを見る際はさらに強い調節力が必要になる
- ピント調節を繰り返すことで目が疲れやすい
上記のように、遠視は自覚症状がないまま目に負担をかけ続けているケースが少なくありません。
遠視の症状と原因

遠視では、手元の見えにくさや、読書・パソコン作業などで目の疲れを感じることがあります。
その原因は、目に入ってきた光が網膜よりも後ろで焦点を結んでしまうことにあります。
| 眼軸が短い(軸性遠視) | 眼球の奥行きが通常よりも短いため、焦点が網膜より後ろに合う状態になります。 |
| 屈折力が弱い(屈折性遠視) | 角膜や水晶体の光を曲げる力が弱いため、焦点が網膜より後ろに合う状態になります。 |
目の調節機能を働かせることでピントを合わせられる場合がありますが、見え方や症状は遠視の程度や年齢などによって異なります。
近視との違い
遠視と近視の違いは、ピントが合う位置にあります。
近視では焦点が網膜より手前に合うのに対し、遠視では焦点が網膜より後ろに合います。近視は近くがはっきりと見えるのに対し、遠視はピントを合わせるために常に力が入っています。
| 状態 | 遠視 | 近視 |
|---|---|---|
| ピントの位置 | 網膜の後ろ側 | 網膜の手前側 |
| 見え方の特徴 | 遠くも近くも調節が必要 | 近くは見えるが遠くがボヤける |
近視は遠くが見えにくいと自覚しやすいですが、遠視は見えているように感じてしまうため自覚しにくい場合があります。
老眼との違い
老眼と遠視は、手元が見えにくくなるという症状が似ているため混同されやすいですが、その仕組みは異なります。
遠視は、眼球の長さや角膜・水晶体の屈折力などによって、焦点が網膜より後ろに合う状態です。一方、老眼は加齢によって目のピントを調節する力が低下する状態です。
- 遠視:焦点が網膜より後ろに合い、程度によってはピントを合わせるために調節が必要になる
- 老眼:加齢によって目の調節力が低下し、近くにピントを合わせにくくなる
遠視の人が老眼になると、もともと必要だったピント調節力がさらに不足するため、手元の見えにくさがより強く現れます。
遠視用カラコンの特徴と仕組み
遠視用カラーコンタクトレンズには、一般的な近視用とは異なる特有の設計や数値表記が採用されています。
おしゃれを楽しみながら自分に適したカラコンを選ぶためにも、まずは基本的な仕組みを整理しておきましょう。
遠視用カラコンを検討する際に知っておきたい主な特徴は以下の通りです。
- パッケージの度数は「+(プラス)」で表記される
- 光を集めてピントを合わせるために中央が厚い凸レンズを採用している
- 近視用に比べると全体の流通量や選べるデザインが少なめである
上記の特徴を正しく理解することで、自分の目に合った使いやすいレンズを見つけやすくなります。
度数は+(プラス)で表記されている
遠視用のカラーコンタクトレンズを購入する際は、度数を表す記号に注目する必要があります。
遠視による見えにくさを補正するレンズは、「+(プラス)」の記号を付けて度数が表記されています。
レンズの度数表記における具体的な違いは以下の通りです。
| 遠視用の度数表記 | プラス(+)の数値が大きくなるほど、屈折力が強くなります。 |
| 近視用の度数表記 | マイナス(-)の数値の絶対値が大きくなるほど、近視を補正する屈折力が強くなります。 |
遠視と近視では使用するレンズの度数表記が異なります。
コンタクトレンズの度数は自己判断で選ばず、眼科で目の状態や適切な度数を確認したうえで、自分の目に合ったレンズを使用しましょう。
凸レンズでピントを合わせる
遠視用のカラーコンタクトレンズは、網膜より後ろに合う焦点を補正するために設計されています。
遠視を補正するプラス度数のレンズには、光を集める凸レンズの仕組みが利用されています。
凸レンズによって遠視を補正する仕組みは、以下の通りです。
- 目に入る光をレンズによって屈折させる
- 網膜より後ろに合う焦点を補正する
- 網膜上に焦点が合うようにすることで、見え方を補正する
このように、遠視用のコンタクトレンズは、プラス度数のレンズによって光の屈折を補い、網膜上に焦点が合うよう補正する仕組みです。
遠視用カラコンはなぜ少ないのか
遠視用カラーコンタクトレンズが近視用に比べて市場に出回りにくいことには、いくつかの具体的な理由があります。
少ない原因は、近視と比べて遠視の人口が圧倒的に少ないという需要の差にあります。
- 近視に比べて遠視の人口が少なく市場規模が小さいこと
- スマホの普及などにより近視向けの需要が急激に高まっていること
- 凸レンズは中央に厚みが出るため製造上のデザイン調整が難しいこと
上記のような背景から、メーカー側も大規模な生産を行いづらく、結果として選べるデザインが近視用よりも限られてしまうのが現状です。
遠視用のカラコンは通販サイトや店舗で購入できる
遠視用のカラーコンタクトレンズ近視用と比べて取り扱いが限られていますが、コンタクトレンズの通販サイトや一部の実店舗で購入できる場合があります。
購入する際は、国内で承認されたカラーコンタクトレンズであることを確認し、自分に必要な度数に対応した製品を選ぶことが大切です。
また、コンタクトレンズは高度管理医療機器です。度数だけでなく、レンズのサイズや目の状態なども確認する必要があるため、自己判断でレンズを選ばず、眼科医の検査・処方を受けたうえで、自分の目に適したレンズを使用しましょう。
遠視用カラコンを購入するときは眼科で測定してもらう
遠視用のカラーコンタクトレンズを購入する際は、必ず事前に眼科で適切な検査を受ける必要があります。
自分の判断だけでレンズを選ぶと、目の状態に合わない度数やレンズを選んでしまう可能性があるためです。
眼科受診が必要な主な理由は以下の通りです。
- 自分の目に適した度数を確認するため
- 目の状態やレンズのフィッティングを確認するため
- コンタクトレンズを使用できる目の状態か確認するため
眼科で検査を受けることで、自分の目に合った度数やベースカーブなどの情報を確認できます。
目の健康を守りつつ安全におしゃれを楽しむために、専門医に相談しましょう。
眼科検診の受け方
眼科でコンタクトレンズの検診を受ける際は、まず健康保険証やマイナンバーカードを持参します。
問診から始まり、様々な検査機器を用いて目の状態を確認していく流れです。
一般的な眼科検診における検査の流れは以下の通りです。
| 問診 | 目の調子やレンズの使用目的、ライフスタイルを相談する |
| 屈折検査 | 近視や遠視の程度を測り、適切な度数を確認する |
| 診察 | 角膜の状態やドライアイ、アレルギーの有無などを医師が直接確認する |
必要に応じてテストレンズを装用し、度数やレンズのフィッティングなどを確認します。
検査料はレンズ代とは別に発生するため、予算に余裕を持って受診してください。
3ヶ月に1回は定期検診を受ける
カラーコンタクトレンズを使い始めた後も、定期的に眼科で検診を受けることが重要です。
コンタクトレンズは高度管理医療機器であり、使い方によっては目に負担をかける場合があります。
定期検診を受けるべき推奨スケジュールは以下の通りです。
| 初期 | 装用開始から1週間後、1ヶ月後目、3ヶ月目後に経過を確認する |
| 継続期 | トラブルがない場合でも3ヶ月に1回の頻度で受診する |
| 異常時 | ゴロゴロ感や充血がある場合はスケジュールに関わらず受診する |
自覚症状がない場合でも、レンズの傷や目に見えない眼障害が進行していることがあります。
目の健康状態を良好に保つために、3ヶ月に1回の定期検診を習慣にしましょう。
カラコンの遠視用に関するよくある質問
遠視用カラーコンタクトレンズに関して、購入を検討する多くの方が抱きやすい疑問や不安を整理しました。
正しい情報をあらかじめ知っておくことで、無駄のないスムーズなレンズ選びや購入が可能になります。
疑問点をしっかりと解消したうえで、自分の目の状態に適したカラコンを安全に楽しんでください。
遠視用カラコンはドンキで買える?
豊富なカラーコンタクトレンズを取り揃えているドン・キホーテですが、遠視用カラコンの在庫はほとんどありません。
ドン・キホーテの店頭で陳列されているカラコンのほぼすべてが、マイナス(-)表記の近視用レンズとなっています。
当日中に実店舗で遠視用カラコンを入手することは困難と言えます。
無駄足を避けるためにも、最初から専門の通販サイトを利用するか、眼科で検査を受けたうえで、コンタクトレンズ専門店に取り寄せを相談することをおすすめします。
まとめ
遠視用カラコンは流通量が少ないものの、正しい選び方を知ることでおしゃれを存分に楽しめます。
お気に入りのレンズを見つけるために、以下の大切なポイントを押さえておきましょう。
- 眼科で確認した適切な度数に対応するレンズを選ぶ
- 事前に眼科を受診し、目の状態やレンズのフィッティングを確認する
- トラブルを防ぐために3ヶ月に1回の定期検診を習慣にする
コンタクトレンズは、度数だけでなく目の状態やレンズのフィッティングなどを確認したうえで使用することが大切です。
まずは眼科で診察・検査を受け、眼科医の指示に従って自分の目に適した遠視用カラコンを選びましょう。



