コスパを最優先にして1カ月タイプのカラコンを選ぶ人はたくさんいます。でも、使い方を間違えると、もっと早く使えなくなるって知っていますか?
そうなっては、せっかく費用を抑えても意味がないですよね。正しい使い方を覚えて、カラコンを1カ月しっかり使い切りたいものです。
今回は、1カ月タイプのカラコンが早く使えなくなる理由や正しい使い方について、詳しく解説していきます。
1.1カ月タイプのカラコンでも使い方次第で寿命が短くなる
1カ月タイプのカラコンなのに1カ月使い切れないケースは珍しくありません。よくある理由は次のようなものです。
- レンズの曇りが取れなくなった
- カラコンが変形してしまった、破れてしまった
- 目のトラブルでカラコンを休んでいる間に装用期限が過ぎた
1カ月より前にカラコンが使えなくなる主な理由は「レンズの劣化」と「目のトラブル」の2つ。そしてどちらも、カラコンそのものではなく使い方に原因があるケースがほとんどなんです。
1カ月タイプは1dayや2weekよりも長く装用できる反面、汚れが蓄積されやすいので毎回のケアをしっかり丁寧にしなければ、レンズの劣化や視界不良につながります。そしてレンズの不具合は目のトラブルをまねきます。
マンスリーカラコンを使い切るカギは「正しいケア」なんです。カラコンは種類が豊富なだけに、ケア用品やケア方法を誤解している人が多くいます。正しい知識を身に着けてカラコンをコスパよく使いましょう。
2.カラコン1カ月タイプの使い方のポイント
1カ月タイプのカラコンを長く使うためのポイントをご紹介します。
やさしく丁寧なこすり洗いを毎日
カラコンの汚れは残すと落ちにくくなります。毎日必ずこすり洗いをして汚れを落としましょう。ケアの前に石けんで手を洗うこと、カラコンを傷つけないように爪を切っておく、変形や破損をさせないようにやさしくこすることも大切です。
しっかり洗浄・タンパク除去・十分な消毒
装用期間が長いほどカラコンは汚れが付着しやすくなります。1カ月タイプのカラコンは洗浄液で洗い流し、つけ置くだけでは不十分です。週に一度はタンパク除去剤でのケアを行い、消毒はケア用品の説明書にあるつけ置き時間を守りましょう。
レンズケースの洗浄・交換
カラコンのケアで見落としがちなのがレンズケースです。レンズケースが汚れていてはカラコンを丁寧に洗浄しても、保管中に雑菌が繁殖してしまいます。
レンズケースは、レンズを出したら毎回洗浄し、清潔な場所で乾かしておきましょう。1カ月~1カ月半で新しいケースに交換すると安心です。
消毒液・保存液の交換
レンズケースに入れている消毒液や保存液は1回で捨て、毎回新しいものと交換します。また、ボトルに入ったままの消毒液・保存液にも使用期限があるので、こまめに確認して古いものは使わないように気をつけましょう。
カラコン専用のケア用品を使う
コンタクトのケア用品は種類が多く、カラコンの変形や色落ちを促すものや使用後に十分なすすぎ洗いが必要な強力なものもあります。カラコンへの対応不可や使用説明をよくみて使用することが重要です。
また、目薬や水道水での代用はできないと覚えておきましょう。特に水道水は、カラコンの変形や潰瘍の原因になる感染症をまねくリスクがあるので絶対に使用はNGです。
3.目のトラブルを起こさない使い方も大切
カラコンを十分にケアしていても、目のトラブルが原因で装用期間が残っているカラコンがつけられなくなることもあります。コスパを考えて1カ月カラコンを選ぶなら、目の健康にも注意しましょう。
<目のトラブルを起こさないカラコンの使い方>
・1カ月の装用期間を守る
・1日の装用時間を守る
・カラコンをつけたまま眠らない
・乾燥に気を付ける
・違和感があったらカラコンを外して目を休ませる
・眼科で定期検診を受ける
1カ月タイプのカラコンは交換時期を忘れやすいので要注意です。また長時間の装用は目が酸素不足になり、痛みなどの違和感や充血、眼障害になることがあります。
カラコンの装用時間は初心者なら長くても3~5時間、慣れていても8時間以内が目安です。製品によって推奨される装用時間は異なりますので必ず説明書を確認しましょう。
4.まとめ
カラコンは1カ月タイプでも使い方を間違えると、レンズの劣化や目のトラブルで装用期限より前に着けなくなることがあります。きちんと使い切るには、正しいケアと使い方がポイントです。
1カ月タイプのカラコンは使うほど汚れが付着しやすくなるので、専用のケア用品で毎日しっかり汚れを落として消毒します。週1回のタンパク除去剤、月1度のレンズケースの交換も大切です。
また、カラコンの使い方が間違っているとレンズに問題がなくても、眼のトラブルでカラコンがつけられなくなるかもしれません。装用期間、一日の装用時間を守って正しく使用しましょう。