正しいカラコンの洗浄方法と注意点
こんにちわ。キャンディーマジックです。1ヶ月タイプや2weekタイプなど使い捨てではなく、使い続けるタイプのカラコンの場合、自宅でのお手入れが必要です。
今回は、洗浄方法や洗浄に関する注意点などをご紹介します。
1.洗浄が必要なカラコンとは?
2weekタイプや1ヶ月タイプなど使い捨てせずに何日も使用するカラコンは、洗浄などのケアが必要です。
コンタクトレンズを装用すると、涙液に含まれるタンパク質や脂肪、カルシウムなどがレンズに付着してしまいます。
付着した汚れをそのままにしておくと装用感が悪くなるだけでなく、細菌やカビなどが繁殖し、目の炎症などを起こす恐れがあります。
2.正しいカラコンの洗浄方法
カラコンは毎日洗浄しないと、思わぬトラブルが起こってしまう可能性があります。
ここでは保存液としても使える一般的なコンタクトレンズ洗浄液を例に、正しい洗浄方法をご説明していきます。
ステップ① 準備
カラコンを入れる時や外す時は、必ず手をハンドソープなどで洗い、清潔な状態にしましょう。
特に爪の間には汚れがたまりやすいので、長く伸ばしている場合は注意するようにしてください。
ステップ② 洗浄
手を清潔にしたら、カラコンを手のひらに乗せてコンタクトレンズ洗浄液を数滴つけ、レンズの両面をそれぞれ20~30回指で軽くこすりながら洗います。
この時、スポンジや綿棒などでこすってしまうと、レンズが傷ついてしまうので、優しく指でこするようにしてください。
ステップ③ すすぎ
レンズの汚れを指で落とした後は、洗ったレンズの両面をコンタクトレンズ洗浄液でよくすすぎます。
この時、レンズの裏表が逆にならないように注意しましょう。
ステップ④ 消毒
レンズケースにコンタクトレンズ洗浄液を満たし、レンズを完全に沈めてからフタをしっかり閉めます。
そのまま4時間以上放置すれば、消毒完了です。
消毒後はレンズを取り出しそのまま使用します。
注意事項 洗浄液の保存方法
洗浄液などのケア用品は、直射日光を避け涼しい場所で保管しましょう。
また、ケア用品の品質が保てなくなるため、持ち運び用に容器を移し替えることは絶対にやめてください。
3.カラコンの洗浄に関する注意点
カラコンの洗浄は、正しい方法で実施しないと逆効果になることもあります。
ここからは、カラコンを洗浄する際の注意点をご紹介していきます。
水道水で洗わないこと
カラコンの洗浄には必ず専用の洗浄液を使用します。
水道水で洗ってしまうと、雑菌の付着およびレンズが変形してしまうことがあり、トラブルが発生する危険性があります。
汚れが気になる時はタンパク質除去を
カラコンを長期間使用していると、タンパク質や脂質、メイク用品、大気中の汚れなどがレンズに付着する可能性があります。
通常、洗浄液を使用することでこれらの汚れは取り除くことができますが、体質や使用頻度によっては、落としきれないこともあります。
そんな時は、タンパク質除去を試してみると、きれいに汚れが落ちるかもしれません。
過酸化水素系の洗浄液は避ける
コンタクトレンズの洗浄液には「過酸化水素」と「MPS」の2種類があります。
過酸化水素系の洗浄液は、洗浄力や消毒力が強くこする必要がありませんが、中和が不完全な場合、装用時に目に痛みが出る可能性があります。
また洗浄力の強さでカラコンの色を変色させることもあるため、カラコンを洗浄する際には使用しない方が無難かもしれません。
一方、MPS(マルチパーパスソリューション)は、洗浄・すすぎ・消毒・保存液が一緒になったケア用品であり、洗浄の際にレンズをこする必要がありますが、これ1本で全てのお手入れを完了でき、カラコンのケアにおすすめです。
4.レンズケースも清潔に
カラコンを安全に使用するためには、洗浄だけでなく、カラコンと洗浄液・保存液を入れるレンズケースも清潔にしておくことが大切です。せっかく綺麗にレンズを洗っても、ケースが汚れていては意味がありません。
レンズ装用後、空になったケースはよく洗ってフタをあけて自然乾燥させておきましょう。
また、レンズケースはほとんど交換していないという方も多いですが、安全にレンズを使用するためには定期的(約3ヶ月を目安)に新しいケースに交換することが推奨されています。
5.まとめ
使い捨てではなく繰り返し使用するタイプのカラコンは、自分で毎日洗浄する必要があります。
正しい洗浄を行うには、清潔な手でカラコンをこすり洗いし、レンズについている汚れをしっかり取りましょう。また、レンズケースは3ヶ月程度で交換すると、清潔に利用し続けることができます。