「コンタクトレンズをつけたらゴロゴロする…」「ずっと違和感があってつらい…」と悩んでいませんか。
このゴロゴロ感は、コンタクトレンズを使い始めたばかりの人だけでなく、長年使っている人でも突然起きることがあります。
この違和感の原因はさまざまで、レンズの汚れや乾燥、さらには目の状態が影響していることも。放置すると目の健康に悪影響を及ぼす可能性もあるため、早めの対処が必要です。
この記事では、コンタクトレンズのゴロゴロ感を引き起こす原因や、違和感を解消するための方法について詳しく解説します。
1.コンタクトレンズのゴロゴロ感は放置していい?
結論から言うと、コンタクトレンズの違和感を放置するのはNGです!
目のゴロゴロ感を無視したまま使い続けると、目の表面に傷がついたり炎症を引き起こしたりする可能性があります。
特に長時間コンタクトレンズを装着する人は、目の健康を守るためにも、違和感が出たら早めに対処することが大切です。
軽いゴロゴロ感ならちょっとした処置で解消できますが、痛みや充血がひどい場合はすぐに眼科を受診しましょう。
2.コンタクトレンズの違和感の原因
では、コンタクトレンズをつけた目がゴロゴロする原因について見ていきましょう。
コンタクトレンズに慣れていない
1つ目の原因は、まだ目がコンタクトレンズに慣れていないことです。
コンタクトレンズを使い始めたばかりの方は、目が異物に慣れていないため、違和感が生じやすくなっています。特に、初めて使う時は装着後、まばたきをするたびに違和感を覚えることも。
ただし、一般的な方であれば1週間ほどで慣れてくるでしょう。
目が乾燥している
2つ目の原因は、目が水分不足によって乾燥していることです。
目が乾燥すると、水分で浮いていたコンタクトレンズが直接角膜を刺激してしまい、ゴロゴロとした違和感や痛みを引き起こすケースがあります。
特にエアコンの効いた部屋で長時間過ごすことや、パソコンやスマホを見続けてまばたきの回数が減ることによって目の乾燥が進みます。
レンズにキズや汚れがある
3つ目の原因は、レンズにキズや汚れがあることです。
レンズに細かいキズや汚れがついていると、目に異物が入ったような感覚が出て、ゴロゴロとした違和感につながります。
長時間使用すると目の分泌物がレンズに付着しますし、指からメイクの成分やホコリが移ってしまうことも。
汚れたレンズを目につけると、視界がかすんだり痛みが生じたりする恐れがあります。
レンズが裏返しになっている
4つ目に考えられるのは、装着したレンズの表と裏が逆になっていることです。
実は、コンタクトレンズには表裏があります。これを間違えて装着すると、目のカーブにフィットせず、違和感が出てくることも。
裏返しのレンズは、目から外れやすくなったり、視界がぼやけたりする場合もありますので、正しい向きで装着しなければなりません。
アレルギーや炎症を起こしている
5つ目の原因は、目がアレルギーや炎症を起こしていることです。
花粉症やハウスダスト、あるいはウイルスや細菌などによってアレルギー反応を起こした目にコンタクトレンズをつけると、ゴロゴロとした違和感が生じることがあります。
レンズをきれいにしても違和感が治まらない場合は、アレルギーや炎症を疑いましょう。また、
ゴロゴロするからといって目をこすると、さらに症状が悪化するため注意が必要です。
3.コンタクトレンズのゴロゴロ感をなくす方法
ここからは、コンタクトレンズのゴロゴロ感を解消する方法について解説します。
目にコンタクトレンズを慣らす
1つ目の対処法は、コンタクトレンズを目に慣らしていくことです。
目が異物に慣れていない初心者の方は、最初は短時間の装着から始め、徐々に装着時間を延ばしていきましょう。
最初の1~2日ほどは2時間程度からスタートし、1~2日ごとに2時間ずつ伸ばしていってください。1週間ほどかけて12時間のフル装着に移行すると、違和感を軽減できますよ。
目薬をさす
2つ目の対処法は、目薬をさして目に水分を補給することです。目薬で潤いをキープすることで、目の乾燥を防いでゴロゴロ感を軽減できます。
特に、長時間の装着やエアコンの効いた部屋にいる時は、こまめに目薬をさすとともに、加湿器や濡れタオルなども使って、涙の蒸発しにくい環境をつくりましょう。
なお、普通の目薬にはレンズに悪影響を及ぼす「防腐剤」が入っていますので、必ず「コンタクトレンズ専用」の製品を使ってくださいね。
レンズをお手入れする
3つ目の対処法は、コンタクトレンズを一旦外してお手入れすることです。レンズに付着している汚れを洗い流すことで、目のゴロゴロ感を解消できます。
2Weekや1Monthタイプのコンタクトレンズを使用している場合は、専用の洗浄液でしっかり汚れを落としましょう。指の腹でこすり洗いすると、汚れがしっかり落ちて違和感を防げます。
また、1Dayタイプのレンズを使っている場合や、お手入れしても汚れが取れない時は、新しいレンズと交換しましょう。
レンズの状態をチェックする
4つ目の対処法は、コンタクトレンズの状態をチェックすることです。
2Weekや1Monthタイプのコンタクトレンズを使用している場合は、一度レンズを目から外して、表面にキズが入っていないか、あるいは裏返しになっていないかを確認します。
レンズの向きは、指の腹に乗せて横から見ることで確認可能です。きれいなお椀型になっていれば表ですが、フチが反り返っている場合は裏返っていますので、正しい向きに直してください。
なお、1Dayタイプを使っていて違和感が続く場合は、新しいレンズと交換してみましょう。
眼科で検診を受ける
原因が分からず目のゴロゴロ感が続く場合は、コンタクトレンズの使用を中止して眼科を受診しましょう。
眼科で検診を受けると、目に合ったレンズなのか、あるいは眼病に罹っていないかといった、自分では判断できないことが分かります。
例えば、自分の目に合っていないBC(ベースカーブ)のレンズを使うと、違和感が生じやすくなります。また、眼病は放っておくとどんどんと悪化してしまうので、早めの受診をおすすめします。
目に詳しい眼科医に相談して、トラブルを未然に防ぎましょう。
4.まとめ
今回は、コンタクトレンズのゴロゴロ感を引き起こす原因や、違和感を解消するための方法について解説しました。
コンタクトレンズをつけた時のゴロゴロ感は、放置すると目に負担がかかり、炎症やキズの原因となる可能性があります。
違和感を未然に防ぐためにも、目を乾燥させない、レンズの表裏を確認する、汚れをしっかり落とすなど、基本的なケアを心がけてください。
それでも違和感が続く場合は眼科を受診して、目の状態を診てもらいましょう。
この記事を参考に早めに対処して、毎日快適にコンタクトレンズを使ってくださいね!