「カラコンをつけると目が乾く」という経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか?目の乾燥はカラコンの種類や使い方によって引き起こされるものから、生活習慣やドライアイが原因の場合もあります。
そこで今回は、カラコンで目が乾くとき理由と対処法、乾燥しないカラコンの選び方について解説します。また、乾きにくいおすすめ人気カラコンも紹介するので、乾燥にまつわる悩みを解決しながら瞳のおしゃれも楽しみましょう。
1.カラコンをつけると目が乾くのはなぜ?
カラコンを使うと目が乾いてくるという人は少なくないようです。なぜ、カラコンをつけると目が乾燥しやすくなるのでしょうか?原因を4つみていきましょう。
原因①高含水レンズを使用している
カラコンの含水率とは「コンタクトレンズが含む水分量」を表したものです。含水率50%以上を高含水レンズ、含水率50%未満を低含水レンズと呼びます。
コンタクトレンズは含水率が高いほど酸素透過率が良く、付け心地もいいのですが、その反面、レンズの水分が蒸発しやすいため目が乾きやすい傾向があります。一方、低含水レンズは酸素透過率や付け心地は少し落ちますが、目の潤いを保ちやすい構造になっています。また、汚れの付きにくさも乾き対策になります。
長時間装用する人やドライアイになりやすい人は「低含水レンズ」、目の酸欠やゴロゴロ感が気になる人は「高含水レンズ+目薬」というように、カラコンは含水率にも注目して使い分けることが重要です。
原因②カラコンが汚れている
カラコンの汚れも目の乾燥の原因になります。体の中からくるたんぱく質や脂質などが涙を通してレンズに付着すると、酸化したり、化粧品などの油分と混じり合ったりしてレンズをくもらせてしまいます。
レンズ汚れは乾きやゴロゴロ感の原因のひとつですが、眼障害を引き起こす恐れもあります。
原因③カラコンのサイズが合っていない
カラコンのBC(ベースカーブ)やDIA(レンズ直径)が自分の目に合っていないと、目の乾きを感じやすくなります。
例えば、カラコンのBCが自分の目に対して小さすぎると、目に張り付いて乾燥感の原因に。反対にDIAが大きすぎる場合は、涙が瞳全体に行き届きにくく乾燥が進みます。
原因④カラコンを長時間装用している
目が乾く方は、カラコンの装用時間が長すぎるのかもしれません。
1日の標準装用時間は8時間が目安です。カラコン初心者の場合は、さらに短時間から徐々に慣らしていく必要があります。自分の目の状態に合った装用時間を守ることが大切です。
2.原因はカラコンじゃないかも?勘違いしやすい目の乾燥
目が乾く原因が、カラコンではなく生活習慣にある可能性も考えられます。
PCやスマホを使う機会が多い場合、長時間画面を見続けることでまばたきの回数が減り、目の乾燥を引き起こします。エアコンによる空気の乾燥や生活習慣の乱れ、ストレス、アイメイクも原因のひとつです。
思い当たる原因があれば、生活習慣の見直しから乾燥対策を始めましょう。
3.カラコンで目が乾くときの対策
カラコンをつけると感じやすい目の乾きですが、適切な対策を行えば緩和することができます。カラコンで目が乾くときの対策についてみていきましょう。
カラコンを正しく使用する
まず、カラコンを正しく使用することが大切です。装用時間を守り、2weekや1monthなどの定期交換タイプのカラコンは使用期限を超えて使用しないようにしましょう。
カラコンを正しく使用しないと、レンズが劣化して眼球を傷つけ、その傷によって目の乾燥を引き起こす場合があります。装用時間や使用方法を守り、ケアを正しく行うようにしてください。
「しっかり瞬き」の回数を増やす
瞬きが少なくなると、涙が蒸発し、分泌量は減って乾燥が進んでしまうので、意識的に瞬きしましょう。
通常、3秒に1回ほど瞬きをするのに対し、読書で6秒に1回ほど、PCの操作で十数秒に1回ほどに減るといわれています。デスクワークの多い方や、スマホをよく見る人は特に注意しましょう。
また、カラコンをしている人は、しっかりまぶたを閉じて瞬きをしない人が多い傾向がみられます。そうすると目の下の方は潤わないので、目をきちんと閉じるよう意識してくださいね。
目薬を差す
目の乾きを感じたら、カラコン専用の目薬を差す方法もあります。
普通の目薬(一般点眼薬)は防腐剤を含むものも多く、レンズの変形や変色の原因にもなるため、注意が必要です。カラコン使用時に使える目薬には、「すべてのコンタクトレンズに使用できる」「カラーコンタクト装用中に」などの表記があります。購入時に必ず確認しましょう。
装着液を使う
カラコンを目につける前にレンズに装着液を垂らすと、目を保湿することができます。装着液はカラコンをつけやすくする、つけ心地をよりよくするためのアイテムですが、水分保持力の高い成分を含む装着液を選べば、目の乾燥を防いでくれますよ。
4.乾燥しないカラコンの選び方
目が乾きにくいカラコンを選んで、瞳のおしゃれをもっと快適に楽しみましょう。
1dayタイプ
1dayタイプは、1日だけ使用する使い捨てタイプのカラコンです。常に清潔な状態で使えるので、レンズ汚れによる乾燥を防ぐ効果を期待できます。瞳の健康に良い、新素材のハイスペックカラコンも1dayタイプに多いです。
低含水レンズ
含水率50%未満の低含水レンズは、レンズの水分が少ないので蒸発しにくく、瞳の涙量をキープしやすい構造です。また、乾燥の原因になる汚れも付きにくいので、目の渇きが気になる人におすすめです。
ただし、水分量が少ない分レンズに硬さがあるため、付け心地や酸素透過率では高含水レンズに劣ります。ゴロつきや目の酸欠にも気を付けたい人は「高含水レンズでまめに目薬を差す」という手も検討しましょう。
カラコンのサイズを見直す
自分の目に合ったBC、DIAのカラコンを購入しましょう。BCは眼科を受診すると、専用機器で計測してもらえます。
DIA(レンズ直径)は大きいほど瞳を覆ってしまうため、小さめがおすすめですが、デカ目カラコンは着色直径が大きいため、DIAも大きくなりがちです。目の乾燥が気になるなら、DIAは14.2mmを基準に選ぶといいでしょう。
5.目の乾燥が気になる方におすすめ!うるっと可愛い瞳になれるカラコン
Marble 1day(マーブル ワンデー)ジェリーモカ
目の乾燥が気になる方におすすめのカラコン「Marble 1day(マーブル ワンデー)ジェリーモカ」は、自然にくりっとした瞳に見せるブラウンカラーです。
着色直径13.2㎜、瞳のサイズを程良く大きくします。黒に近いダークブラウンのフチと内側は透明感のあるブラウンがグラデーションになったレンズデザイン。フチが瞳の輪郭を強調しくりっと丸い瞳を演出して内側のブラウンは瞳をトーンアップ、フチとのコントラストでツヤツヤちゅるんとした可愛らしい目元にしてくれます。
secret candymagic 1day(シークレット キャンディーマジック ワンデー)クリアグレー
目の乾燥が気になる方におすすめのカラコン「secret candymagic 1day(シークレット キャンディーマジック ワンデー)クリアグレー」は、じゅわっと馴染むナチュ盛り透明感レンズです。
淡くふんわりと程よく発色するブルーグレーは瞳や顔全体の印象に馴染みやすく、爽やかで澄んだ瞳にしてくれます。
うるっとした潤み感も出て透き通るような瞳に仕上がるので、普段ナチュラル系カラコンが好きな方にもおすすめ!
Victoria 1day(ヴィクトリア ワンデー)ピュアトレンチ
目の乾燥が気になる方におすすめのカラコン「Victoria 1day(ヴィクトリア ワンデー)ピュアトレンチ」は、バレずにこっそり盛れるナチュラルブラウンカラーです。
ふんわりさりげなくトーンアップして柔らかい印象に見せてくれます。うるうる、ツヤッとした透明感のある質感になり、落ち着いた色味で超自然なレンズデザイン!裸眼っぽくもほんのり立体感を与えてバレずに可愛くなれる、デイリーユースにぴったりのナチュラルカラコンです。
6.まとめ
カラコンを使用すると目が乾く人も多いようです。目の状態とレンズの含水率が合っていない場合や、カラコンが汚れている、サイズが合っていない、装用時間が長すぎることなどが主な原因として考えられます。
他にも、デジタルデバイスを長時間使用する、冷房、ストレス、不規則な睡眠パターンなどのライフスタイルの要因によっても目が乾燥する可能性があります。
カラコンによる乾燥を防ぐには、含水率にも注目してレンズを選ぶ、まばたきや目薬、装着液で潤いをキープするなどの方法で対策しましょう。