コスプレの再現度を上げるには、カラコンは欠かせないもの。けれども種類が豊富すぎて、どれを選んだらいいのかわからなくなってしまうこともありますよね。
たくさんの種類からイメージにぴったりなカラコンを選ぶには、「発色」「フチと直径」「デザイン」の3つのポイントを押さえることが重要です。
そこで今回は、コスプレの完成度をグッと高めるカラコン選びのコツをご紹介。ポイントを踏まえておけば、イメージに合ったカラコンを見つけられるようになるので、ぜひコスプレ時の参考にしてくださいね。
1.コスプレ用カラコン選びで失敗しない3つのポイント
多くの漫画やアニメのキャラクターは、印象的な瞳をもっています。コスプレで本物のような瞳を再現するためには「発色」「フチと直径」「デザイン」の3つのポイントを意識してカラコン選びをすることが大切です。
コスプレ用カラコンは、どんなイメージの瞳も再現できるといっても過言ではないほど、さまざまな種類があります。原作に近いハイレベルなコスプレになるよう、ポイントを押さえながらカラコンを選んでいきましょう。
それでは次の章から「発色」「フチと直径」「デザイン」の3つのポイントごとに詳しく解説していきます。
2.【発色】キャラの瞳を忠実に再現する高発色を選ぼう
コスプレ用のカラコンで最も重要なのが発色。キャラクターの瞳には青や赤、緑など原色に近いカラーが使用されていることも多いです。そういった力強い瞳を再現するために、キャラクターの瞳に近いカラーで高発色なカラコンを選びましょう。
コスプレ用カラコンは、一般的なカラコンよりも高発色なものが豊富です。1色ベタ塗りだけでなく、繊細な2色カラーやグラデーションカラー、三白眼を再現できるものもあります。
発色が良いと写真撮影でもばっちり映えるため、加工なしでも印象的な目元に。暗めの室内や明るい自然光の下でも、しっかりと発色するカラコンを選びましょう。
3.【フチと直径】フチの色やDIA/着色直径でイメージに近づける!
フチの色やDIA(レンズサイズ)、着色直径もイメージを大きく変えるポイント。なりたいイメージごとにおすすめのフチデザインやDIA/着色直径をご紹介します。
ドール系
ドール系をイメージしたコスプレには、フチありで大きめ着色直径のカラコンがピッタリです。
フチありカラコンは白目と黒目のコントラストをはっきりさせる効果が抜群です。どこか人間離れしたぱっちりとした瞳を再現できちゃいます。
また、ドールといえばハッキリとした大きな瞳が可愛らしいですよね。着色直径が大きければ大きいほど、瞳も大きく見えます。DIAが15mm前後、着色直径も14.5mm前後あるカラコンを選べばお人形さんのような印象的な瞳を演出できますよ。
男装
男装には茶色や黒色の細フチで、小さめ着色直径のカラコンが似合います。茶色や黒色の細めフチを使用しているものは、目元が立体的になり、キリっとしたクールな印象に。
着色直径が大きいものは、幼くかわいらしい甘い雰囲気になるため、男装には不向きです。着色直径13mm前後のカラコンで瞳を少しだけ大きくしてあげると、男装の雰囲気を壊さずに瞳をバッチリ盛れるでしょう。
三白眼やホラー系
実際の黒目を隠して、あえて瞳を小さく見せるのが三白眼やホラー系カラコン。人間っぽさを少なくして怖い雰囲気を出すに、フチは白系アイボリー、レンズ直径は大きめのものが最適です。
フチは真っ白すぎると、もとの白目よりも白く、浮いた印象になってしまうため、なじみやすいアイボリーがおすすめ。
またその白いフチで黒目の周辺部分をしっかりと隠すのが、三白眼やホラーの雰囲気を出すのに重要なポイントです。DIA、着色直径が大きめのものでないと、カラコンがずれたときにもとの黒目が見えてしまうことも。装用時や撮影時のずれを気にせず楽しみたいなら、大きめの着色直径のカラコンを選びましょう。
三次元・色素薄い系
三次元に存在しているようなリアル感のあるキャラや、色素薄い系のキャラのコスプレをする場合は、フチなしで小さめの着色直径のカラコンがおすすめです。
フチなしのカラコンは白目と黒目の境目をふんわりとさせるため、瞳になじみやすく、自然な印象を作れます。三次元のリアルさや色素薄い系の儚げな雰囲気を出したいときにピッタリです。
また、小さめの着色直径は裸眼に近いため、ナチュラル度が高くなります。この2つのポイントを押さえれば、自然さもありつつ、魅力的な瞳を演出できます。
4.【デザイン】瞳のリアリティの決め手
カラコンは同じカラーであっても、デザインによって印象が大きく変わります。なりたいイメージに合わせて柄も選んでいきましょう。
柄が少ないカラコン
コスプレ用のカラコンなら柄が少なめ、柄なしの1色ベタ塗りカラコンを選ぶのもおすすめです。
もともと人間の黒目には放射状のような模様があるため、その柄がなくなると一気に二次元のような雰囲気になります。また、柄が少ないと発色が強くなるので、黒目がくっきりに。冷たい目をしたキャラクターや人形感、ホラー風の雰囲気を演出したいときは柄なしを選びましょう。
柄が多めのカラコン
柄が多めのカラコンは、柄なしのものよりも瞳になじみやすくナチュラルさがでるため、三次元に近いキャラクターのコスプレをする時にピッタリです。
人間の瞳は1色ではなく、グラデーションカラーで放射状の柄があります。カラコンでもグラデーションや放射状の柄になったものを選ぶと、瞳に深さを出しつつ目元の印象を強くしてくれます。
柄が多め、と一口に言ってもカラーやデザインの入れ方によって雰囲気はガラッと変わるので、着用画像を参考にしながら選んでみてくださいね。
特殊デザイン柄カラコン
キラキラとした宝石や宇宙をイメージしたもの、ラメが入ったものなど、透明感抜群の特殊デザイン柄カラコンもあります。
そういったデザインのものは、光を取り込んだような瞳に見えるため、目元の輝き感がほしいときに最適。室内光でも自然光でもしっかりと瞳がキラッとするので、コスプレ撮影会にも向いています。
特殊デザイン柄には、瞳に蜘蛛がいるようなものや充血したような真っ赤なもの、ホラー系に向いたものも豊富。ハロウィンの時期に、こういった柄を選ぶと非日常感を満喫できます。
6.まとめ
コスプレの再現度を上げるためには「発色」「フチと直径」「デザイン」の3つのポイントに着目しながらカラコンを選ぶのが大切です。
キャラクターの瞳に近いカラーで高発色なもの、イメージに合ったフチの色やDIA・着色直径、カラコンの柄を選んで本格的なコスプレを楽しみましょう。